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弦楽四重奏曲第83番 (ハイドン) : ウィキペディア日本語版 | 弦楽四重奏曲第83番 (ハイドン)[げんがくよんじゅうそうきょくだい83ばん]
弦楽四重奏曲第83番 変ロ長調/ニ短調 Hob.3-83 作品103は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが晩年に作曲した未完成の弦楽四重奏曲である。 ==概要== 自筆譜には「1803年」と記載され、作曲当時のハイドンは73歳を迎えており、前年より持病によって作曲ができない状態となっていた時期に作曲されたものとされている。ハイドンが作曲を放棄した理由については、自身がすでに持病によってこれ以上作曲できないと判断したため放棄に至ったという。 2つの楽章のパート譜は生前の1806年10月にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版されている。なおハイドンはメヌエット楽章の最後に、1796年に作曲された4声の合唱曲『老人』(Hob.XXVc-5)の冒頭部分(4小節)の歌詞「わが力すでに萎えたり。齢をかさぬ、力、衰えぬ」を印刷するように指示している。作品はモーリス・デ・フリース伯爵に献呈された。
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